color_echo version 3.0.0 の変更点
Ruby版 color_echo の変更点
新しいモジュール関数を追加しました
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CE.stateful
CE.getを呼び出してもリセットされません。それまでに定義されたCE.ch,CE.pickupなどの装飾に関するすべての指定を保持し続けます。 -
CE.stateless
CE.getを呼び出すとそれまで設定した装飾に関する指定がすべてクリアされます。 デフォルトはこの挙動でCE.statefulが実装されていないversion 2.0.xまでのCE.getは常にこの挙動です。
メソッド名を変更しました
CE.hitlineをCE.highlightに変更しました。
CE.resetのスコープであるシンボル:hitlineも:highlightと指定する必要があります。
CE.once, CE.times の影響範囲を変更しました
CE.pickup,CE.highlightで指定された値は影響を受けず保持し続けていましたが、指定回数を超えるとすべての装飾の指定をリセットするように修正しました。
CE.pickup のパラメータのデフォルト値を変更しました
foreground_colorのデフォルト値は:redでしたがcolorechoコマンドの-pオプションに合わせて:cyanに変更しました。
軽微なバグを修正しました
color_echoが無効な状態でCE.getに与えた引数が常に配列で返ってくるバグを修正しました。
コマンド版 color_echo の変更点
文字色のデフォルト値を変更しました
color_echo のデフォルトの文字色を変更しました。version 3.0.0 からは文字色、つまり、-fオプションのデフォルト値は nil となります。ただし例外的に -pオプション、または --stripeオプションを指定したとき文字色が nil のときは cyan を文字色に使用します。
文字色のデフォルト値を変更したいときは「デフォルト値の設定について」をご覧ください。
-p オプションのパラメータを変更しました
以前は-p patternでパターンを指定しマッチした部分には-f,-b,-tオプションで指定した装飾が適用されました。
version 3.0.0からは-pオプションがとるパラメータが増え各パターンと一致した部分を個別に装飾できるようになり-p pattern,foreground,background,text_attributeで指定します。
これにより-pオプションを複数指定した場合に各パターン別々の装飾を指定することができるようになりました。
-f,-b,tオプションはパターンとマッチする部分以外に対して適用されます。
詳しくはコマンド版 color_echoをご覧ください。
-H オプションは複数指定できるようになりました
-pオプションが各パターン別々の装飾を指定できるようになったのでそれに対応するパターンとマッチした行の装飾もそれぞれ指定できるようにする必要がありました。
version 3.0.0からは-Hオプションは-pオプションの数だけ複数指定できます。
詳しくはコマンド版 color_echoをご覧ください。
オプションファイルからオプションを読み込めるようになりました
よく指定するオプションを登録して簡単にコマンドラインから呼び出すことが可能となりました。もう長いオプションをいちいち指定する必要はありません。
詳しくはオプション読み込み機能についてをご覧ください。
ロングオプション名を変更しました
--refresh-pre-matchオプションはversion 3.0.0からは--refresh-matchに名前を変更しました。メジャーバージョンのアップデートなので互換性は持たせないので下位のバージョンを使用している方は注意してください。
ショートオプション名に変更はありません。
また、互換性のために存在していた--symbol_list,--index_listオプションもversion 3.0.0で削除しています。
color_echoコマンドを削除しました
互換性のためにcolor_echoコマンドを残していましたが今後はcolorechoコマンドのみに統一されます。
軽微なバグを修正しました
改行コードを含めたテキストを評価するとき-e, --stripeオプションがテキストより後の改行コードを無視するバグを修正しました。
共通の変更
シンボル :underscore を :underline に変更しました
CE.tx や -tオプションの値であるunderscoreはunderlineに変更されました。